○興部町職員の交通事故等の審査基準
| (平成28年8月10日訓令第21号) |
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(趣旨)
第1条 この基準は、興部町職員（以下「職員」という。）が交通事故（違反行為を含む。以下「交通事故等」という。）を起こした場合の懲戒処分等に関し、必要な事項を定めるものとする。
(処分量定の基準)
第2条 事故の審査における処分等は、別表に定める基準によるものとする。
[別表]
(処分等の量定の加重及び軽減)
第3条 処分等の量定は、次に掲げる場合においては、その量定を加重し、又は軽減することができる。
(1) 加重する場合
ア 管理監督者（管理職）の交通事故等の場合
イ 公用車の公務外使用の場合
ウ 同時に2以上の交通違反行為が重なって事故を起こした場合
エ 過去に交通事故を起こし懲戒処分を受けている場合
(2) 軽減する場合
ア 相手の過失の度合いが大きな場合
イ 過去5年間で無事故無違反な場合
ウ 交通事故等において、処分の軽減をすべき特別の事情があると認めた場合
(自家用自動車による私用中の事故)
第4条 職員が自家用自動車による私用中の交通事故等の処分等は、原則として次の場合に行う。この場合において、交通三悪及び死亡事故に係るときは、管理監督の立場にある職員についても処分等を行うことができる。
(1) 交通三悪、ひき逃げ及びあて逃げの場合
(2) 死亡事故に係る場合
(3) 人身事故（重傷事故）で加害の程度が甚大の場合
(4) その他悪質で社会的信頼を損なう行為があった場合
(その他)
第5条 この基準によりがたい場合は、その都度、興部町職員交通事故等審査委員会において審議する。
附 則
1 この訓令は、平成28年9月1日から施行する。
2 交通事故等審査基準細則（昭和50年細則第2号）は、廃止する。
別表(第2条関係)
| 区 分 | 加重
・ 軽減 | 人的損害 | 物損事故 | 無損傷 | ||||||
| 相手方
死亡 | 相手方
重傷 | 相手方
軽傷 | ひき逃げ | あて
逃げ | 物損
事故 |
|||||
| 死亡・重傷 | 軽傷 | |||||||||
| 酒酔い運転 | 免職 | 免職 | 免職 | 免職 | 免職 | 免職 | 免職 | 免職 | ||
| (加重) | （－） | （－） | （－） | （－） | （－） | （－） | （－） | （－） | ||
| (軽減) | （－） | （－） | （－） | （－） | （－） | （－） | （－） | （－） | ||
| 酒気帯び運転 | 免職 | 免職 | 免職 | 免職 | 免職 | 停職② | 停職② | 停職② | ||
| (加重) | （－） | （－） | （－） | （－） | （－） | (免職) | (免職) | (免職) | ||
| (軽減) | (停職②) | (停職②) | (停職②) | （－） | （－） | （－） | （－） | （－） | ||
| 無免許運転 | 免職 | 免職 | 免職 | 免職 | 免職 | 停職② | 停職② | 停職② | ||
| (加重) | （－） | （－） | （－） | （－） | （－） | (免職) | (免職) | (免職) | ||
| (軽減) | (停職②) | (停職②) | (停職②) | （－） | （－） | （－） | (減給③) | (減給③) | ||
| 速度
超過 | 50ｋｍ以上 | 免職 | 停職② | 停職② | 免職 | 停職② | 停職① | 停職① | 停職① | |
| (加重) | （－） | (免職) | (免職) | （－） | (免職) | （－） | （－） | （－） | ||
| (軽減) | （－） | （－） | （－） | (停職②) | （－） | (減給③) | (減給③) | (減給③) | ||
| 30ｋｍ（高速は40ｋｍ）以上50ｋｍ未満 | 免職 | 停職② | 減給③ | 免職 | 停職② | 停職① | 減給② | 減給① | ||
| (加重) | （－） | (免職) | (停職②) | （－） | (免職) | (停職②) | (停職①) | (減給②) | ||
| (軽減) | （－） | (減給③) | (減給②) | (停職②) | （－） | (減給③) | (減給①) | （－） | ||
| 上記以外の交通違反 | 免職 | 停職② | 減給③ | 免職 | 停職② | 戒告 | 訓告 | |||
| (加重) | （－） | (免職) | (停職②) | （－） | (免職) | (減給②) | (戒告) | |||
| (軽減) | (停職②) | (減給③) | (減給②) | (停職②) | (停職①) | (訓告) | （－） | |||
| 1 | 「酒酔い運転」とは、道路交通法（以下「法」という。）第117条の2第1号に規定する状態をいい、「酒気帯び運転」とは、同法第117条の2の2第3号に規定する状態をいう。 | |||||||||
| 2 | 「無免許運転」とは、法第64条の規定に違反する行為をいう。 | |||||||||
| 3 | 「ひき逃げ」、「あて逃げ」とは、それぞれ法第72条第1項の義務を怠った行為をいう。 | |||||||||
| 4 | 障害の程度は、医師の診断書によるものとし、その区分は、次のとおりとする。 | |||||||||
| （1）死亡とは、即死又は事故後24時間以内の死亡をいう。 | ||||||||||
| （2）重傷とは、治療期間が30日以上のものをいう。 | ||||||||||
| （3）軽傷とは、治療期間が30日未満のものをいう。 | ||||||||||
| 5 | （ ）内は、審査基準第3条による加重・軽減が適用される場合の処分をいう。 | |||||||||
| 6 | 停職①は、3ヶ月（1～3ヶ月）、停職②は、6ヶ月（4～6カ月）の停職をいう。 | |||||||||
| 7 | 減給①は、1ヶ月、減給②は、3ヶ月（2～3ヶ月）、減給③は、6ヶ月（4～6ヶ月）の減給をいう。 | |||||||||
[第3条]