本町の地勢は東西に長く南に短かく、西南に屏立する北見山派の分派は標高900m以下で、西にポロヌプリ岳、南にウツツ岳、天狗岳などがあり、海岸線に近づくにしたがつてなだらかに起伏する高台となつて海岸にせまつている。 これに源を発する興部川、ルロチ川、沙留川、恩沙留川の5河川はいづれも原野の中央部を貫流し、それぞれ北興、秋里、豊野、沙留の4平野をなしている。 農耕地は河川流域と海抜80m以内で、総面積の10%である。山林は総体の70%を占め原野その他は20%である。 土地の標高は興部川流域で60m、興部市街10m、沙留市街15m、西部および南部の山岳地帯は平均250~300mくらいの標高をもつて起伏し、耕作地標高の最高は180mにおよんでいる。 |